思いつくままを綴る雑記帳

Blenderのビルドについて

かなりの長文ですので、覚悟して読みましょう・・・

猫さんはMicrosoft VisualStudio C++ 2008 のみで
Blenderのバイナリをビルドしているんですが、これには理由が
ありました。
いろんなサイトにSCONS+VC++2008でのビルドの記事はあったのですが
記事の通りにやってもビルドができなかったんです・・・
原因は最近になってわかったのですが・・・そんな注意点なんてどこにも
書いてなかった (○゜▽゜○)/ ヨッ!!

というわけで、私もビルドしたいけど失敗するんだぁって人のために
(後で忘れないように・・・自分のメモのためですが)
他のサイトでも書かれてる事も含めておさらいの意味で書きます。

0.重要確認項目
 あなたのアカウントに全角文字が入っていますか?
 これが最大の原因だったんです・・・・
 猫さんの通常使ってるwindowsのログインアカウントが漢字だったので
 ビルドできなかったんです。
 ビルドに使うPythonが対応できなくてエラーを発生していました。
 アカウントが NEKOSAN みたいなのだったらOKだったんです。
 もし全角文字を含むログインアカウントだったら半角英数字のアカウントを
 追加して、そちらでやってみてね。

1.用意するもの
 ・VC++2008
  持っていない人はMicrosoftから無料使用可能なExpressを入手して
  ください。
  と言っても、もう2008版のDLは公式サイトのトップからはいけないので
  こちら http://winmac.blog33.fc2.com/blog-entry-128.html
  を参照してください

 ・PlatForm SDK
  "Windows® Server 2003 SP1 Platform SDK"で、ネットで調べれば
  Microsoftのダウンロードサイトが見つかるはず

 ・QuickTime SDK
  QuickTime関係の機能が必要ならDLしてください。
  こちらで http://developer.apple.com/quicktime/download/
  取得には登録が必要になると思います。(無料です)

 ・SCONS
  こちらで http://www.scons.org/
  猫さんの使用しているバージョンは1.2.0

 ・python V2.6.6
  ビルドするのに2.6.xがいるみたいです

 ・TortoiseSVN
  こちらで http://tortoisesvn.tigris.org/
  DLしたBlenderソースのバージョン管理をしてくれます。

 ・SubVersion
  こちらで http://subversion.tigris.org/
  ビルドする時に必要な情報を取得する実行ファイルが入ってます

 全て入手したらインストールしてください。
 SCONSのインストールはPythonをインストールした後にするといいです。
 TortoiseSVNは日本語設定が可能なので設定から日本語表示にします。

2.Blenderのソースを入手する
・まず、ソースをいれるフォルダを作成します。
 このパスも全部半角英数字にしてください。
 インストールするベースフォルダをxxxとすると
 次のフォルダを作ってください。
 xxx/blender
 xxx/lib/windows
 次にソースを取ってきます。
 xxx/blenderフォルダに入って(エクスプローラでも可)
 右クリックしてSVNチェックアウトを選択する。
 リポジトリのURLのところに次の内容を入力する。
 https://svn.blender.org/svnroot/bf-blender/tags/blender-2.54-release/blender
 OKボタンを押す。
 これでファイルが追加されていきます。
 全部取得すると次はライブラリを取得します。
 xxx/lib/windowsに入ります。
 右クリックしてSVNチェックアウトを選択する。
 リポジトリのURLのところに次の内容を入力する。
 https://svn.blender.org/svnroot/bf-blender/tags/blender-2.54-release/lib/windows
 OKボタンを押す。
 ファイルを全て取得したら、これで2.54bのソースが全て揃います。
 これは2.54b Release版のソースですので、その後の修正ソースは別の
 ところにあります。
 まず、正式リリース版のビルドが正常にできることを確認してから修正
 ソースを取得しましょう。

3.環境設定
 ビルドをする前に環境設定をしておきます。
 何度も同じことをするのもいやなのでバッチファイルを作ります。
 仮にバッチファイルの名前をbuildenv.batとします。
 buildenv.batに次の内容を書きます。
 "C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 9.0\VC\bin\vcvars32.bat"
 "C:\Program Files\Microsoft Platform SDK\SetEnv.Cmd"
 ディレクトリパスはインストールした環境にあわせて修正してください。
 ついでにインストールしたソフトウェアのパスも設定されているか
 確認しておいてください。
 buildenv.batはxxx/blenderに作るといいでしょう。
 
4.ビルド
 VC++2008のwindowsメニューからvisualstudio2008コマンドプロンプト
 を起動します。
 xxx/blenderに移動します。
 buildenv.batを起動します。
 次にビルドするBlenderで使用する機能を選択するための
 コンフィグレーションファイルを作ります。
 xxx/blenderにuser-config.pyという名前のファイルを作ります。
 基本的な機能設定がされたファイルが次のところにあります。
 xxx/blender/build_files/scons/config/win32-vc-config.py
 64ビット版は
 xxx/blender/build_files/scons/config/win64-vc-config.py
 このファイルを開いて基本設定されているものを調べます。
 False、Trueと書かれているところが機能の選択部分です。
 user-config.pyには基本設定から外れていて使いたいものだけを
 記述すればいいです。
 例えば、LCMSは基本では外れていますので
 WITH_BF_LCMS = False となっている行をコピーして
 user-config.pyにペーストして
 WITH_BF_LCMS = True と、修正します。
 
 後は、複数コアのCPUを搭載しているのであれば
 BF_NUMJOBS = xx
 を追加します。(xxは使用するコアの数)
 これで並行してコンパイルされます。
 user-config.pyの記述が終わったら保存します。

 さぁ、いよいよビルドです。
 scons と入力しましょう。

 問題がなければBlenderが出来上がります。
 出来上がったバイナリは次のところに作成されます。
 xxx/install/win32-vc/
 スクリプトファイルなどは
 xxx/install/win32-vc/バージョン番号/
 
 選択した機能によってはOSや環境などによって機能しないものも
 あると思いますので、自己責任で作ってください。

補足
 Release版がビルドできたら、最新のRevを取り込みます。
 修正ソースは次のところから取得します。
 xxx/blenderの場合は
  https://svn.blender.org/svnroot/bf-blender/trunk/blender
 xxx/lib/windowsの場合は
  https://svn.blender.org/svnroot/bf-blender/trunk/lib/windows
 それぞれのフォルダに入ってリポジトリURLの変更をします。
 フォルダの中で右クリックしてTortoiseSVNの拡張メニューから
 切り替えを選択します。
 URLを上記の内容に変更します。
 変更したら右クリックしてSVN更新を選択します。
 一度切り替えをすれば以降はSVN更新をすればいいです。
 変更されたファイルが更新されますので、全て取得できたら
 再度ビルドするだけです。 

最後に重大な注意点があります。

TortoiseSVN では、絶対にコミット処理をしないでください。


これを読んだ人が正常にビルドできることを祈ります。
†o(・・;) アーメン
  
 


   
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